今週の広東ローカルニュースを紹介

南方電網の電力負荷

今年最高、2・26億㎾更新

 南方電網によると7月10日(月)、華南地区の電力負荷が2億2600万㌔ワットに達し、過去最高を記録。今年夏のピークの電力負荷は2億4500万㌔ワットと予測され、昨年比10%増となる見込みになっている。

今年に入り、中国南方地区の電力需要は徐々に回復。データによると、電力負荷が2億㌔ワットを突破したのは昨年より36日早く、5月以降、何度も過去最高値に近接していた。

省別に見ると、海南省の増加速度が速く、広東省と江西省は緩やか。産業別では、第一次作業と第三次産業が引き続き大きく増加。中でも、ハイテクおよび設備製造が顕著で、電気機械と器材製造業、医薬製造業の電力使用量がそれぞれ昨年比10%となった。サービス提供および消費ニーズも増え、交通運輸、倉庫・郵政業、宿泊及び飲食業の電力使用量も昨年比1割超で増加している。(7月11日)


深センの夜消費

美団と大衆で5位

 美団と大衆点評が7月11日(火)に発表したデータによると、7月1日(土)~10日(月)の国内旅行消費は2019年同期比で2倍に増加。また、「晩七時」経済による夜間消費では、深センが全国第5位になった。

夏に人気のアクティビティである「水遊び」は検索数が大きくに増加し、美団のプール付ホテルの予約数は2019年同期比で250%増加。また屋内スキー場やスケート場などは昨年比160%増し、氷菓関連のデリバリー数は約200%増加した。

夏季に人気の10大旅行先は、西安、北京、成都、南京、上海、重慶、長沙、青島、広州、武漢で、2019年同期比で倍増。中でも、親子関連の宿泊予約は2019年の150%増だという。(7月12日)


今年末、中国マカオ便就航予定

琶洲港澳客運埠頭から

23L

 広東省副商務庁長の何氏は7月11日(火)、今年末までに、琶洲中国香港・中国マカオフェリー埠頭から中国香港発着便が1日5往復増便し、中国マカオのタイパ埠頭航路も開設される計画だと発表した。

 グレーターベイエリアでは7月1日(土)より、港珠澳大橋経由による、中国香港および広東への移動制限が緩和され、交通量が増加。それに合わせ、琶洲中国香港・中国マカオフェリー埠頭では、中国香港空港への往復新航路が追加された。交通の発展は両地の経済交流を更に促すと期待されている。(7月12日)


深センの公共駐車場

簡単予約が可能に

 深セン市都市管理・総合法執行局は7月16日(日)、WeChatアカウント「美麗深圳」で全市公園の公共駐車場予約を行えるようになったと発表。これにより予約可能な駐車場数は14か所から70カ所以上に増え、駐車可能台数は3000台余りから1万台までに増加したという。

同システムは、駐車場の予約以外にナビゲーションシステムも搭載。今後、建設される駐車場のデータも随時アップグレードされる。同局関係者は「このシステムは2023年都市開発計画10大プロジェクトのひとつ。今後は多くの市民を悩ませる駐車場難の問題が解決されていくと考えています」と話してくれた。(7月17日)


深セン地下鉄8号線

小梅沙まで開通

深セン地下鉄8号線の第2期工事が7月16日(日)午前に無事完了。今後は試運転や最終調整のフェーズに移動し、年内に開通する見込みだという。

同地下鉄8号線は南山区と盐田区を東西に結ぶ路線。第一期工事は2021年2月に完了していて、赤湾駅から盐田路駅に行くことができる。今回の第二期工事では東側に路線が延長し、小梅沙駅まで行くことが可能になったという。

地下鉄8号線の建設は深セン市が掲げる「東進戦略」のひとつ。今後深セン市民は地下鉄で「大梅沙」、「小梅沙」のビーチに行くことが可能になったという。(7月17日)

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