今週の広東ローカルニュースを紹介

広場ダンスの騒音問題

ハイテクスピーカーで解決

 深セン市の蓮花山公園に8月、新しく「定方向性スピーカー」が設置。公園管理職員によると、決まった方向に音を伝え、使用者の音響効果に影響をあたえない。また操作も簡単で、USBを差し込むだけで好きな音楽が再生できるという。従来の360度音が拡散される手持ちスピーカーと比べ、騒音被害を抑える事ができるという。

蓮花山公園西南の一角は周辺住民らがダンスを楽しみに集まる広場となっているが、ダンス愛好者の活動が活発になるにつれ、周辺住人は騒音問題に頭を痛めている。実地調査によると、広場内には5組のダンスグループがあり、最大規模で約200人、その他のグループも平均約20~30人が参加している。ダンス時の騒音は約95デシベルで、住民の生活や学習環境だけでなく、付近の北京大学深セン医院の通常営業においても支障をきたすと多くの苦情が寄せられていた。(8月20日)


新横琴税関4周年

4800万人超え

 新横琴イミグレーションが2020年8月18日に正式開通し、4年で累計のべ4800万人、車輛台数588万台以上が利用。珠海国境側の横琴税関の統計によると、今年の1日最高利用者数は述べ8万6000人、車両台数は7200万台超で、いずれも開通以来最高となっている。

横琴検査場の予測では、今年の出入国者数は2000万人を突破、車輌台数は200万台を超える見込み。統計によると、往復で出入国する人のうち、大陸から中国マカオへの通勤通学者は約39%、中国香港・中国マカオ住民は約26%、内地から中国香港・中国マカオへの旅行客は約24%で「7割生活、3割旅行」の生活港の特徴が顕著になっている。(8月19日)


野菜と海鮮価格に乱れ

天候と漁解禁の影響

 深セン晩報の取材によると、天気、受給、季節など多くの原因が重なり、野菜価格が上昇。一方、漁解禁により海鮮価格は大幅に値下がりしているという。

景田市場で価格上昇幅が大きいのは胡瓜、ネギ、茎レタスで、1カ月で2倍になった。野菜売場店主は客が野菜を買わず、1日の売上が2000~3000元から、700~800元に減ったと嘆く。売れ残りは翌日廃棄処分となる。景田市場の海鮮売場では、ピチピチの魚介に引き寄せられ、客が足を止める。花蝦や海蝦は解禁前より3割以上安いという。(8月20日)


広州公共バス運賃

9月1日より改定

広州市発展改革委員会は9月1日(日)より、公共バスの運賃を改定すると発表。現在、昼便の公共バスは1元、2元、3元、4元、5元と5つの運賃が設定されているが、9月1日以降は2元と3元、2つの運賃に改定されるという。

運賃改定後、昼便の公共バスは乗車距離によって運賃が決定。乗車距離が20㌔以下だと2元、20㌔以上だと3元になる。一方、夜間運行の公共バスやBRT線の運賃の改定はなく、従来通り2元で乗車が可能だ。今回の運賃改定で長距離通勤をしている人たちへの恩恵は大きく、例えば増城区から天河区市内へ通勤している人は月の交通費が約40~50元ほど節約できるという。(8月22日)


中国のペット市場

ますます活発に

中国のペット市場は現在、大きく成長しており、深セン市には8万8000社を超えるペット関連企業が存在、またペット関連のサービス業の年間売上高は約30億元で、一大マーケットとなっている。

ここ数年、中国国内の生活水準向上と消費者の生活様式の変化に伴い、ペット関連アイテムットへの消費は増大。今後10年間のペット業界年間複合成長率は約8%と予想されている。またペット上場企業2社は報告書で、国内市場の開拓を強化すると発表。さらに海外ビジネスの発展も視野に入れており、国際市場を積極的に開拓し、異なるエリアでの需要に対し、製品開発を行っていくことも公表した。(8月22日)

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