今週の広東ローカルニュースを紹介

海珠路面電車、終点駅変更

広州塔駅撤去で路線縮小

 広州日報によると最近、広州市の海珠路面電車(トラム)の路線が縮小され、終着駅が広州タワー駅から広州タワー東駅(以下、東駅)になることが判明。広州タワー駅は撤去され、東駅では南ホームが拡張されるという。

東駅の南プラットホーム拡張工事では、安全ドアと出入口の改札機が増設され、列車へはホーム西側から降車、東側から乗車するようになる。また地下鉄への乗換距離は500㍍以上になる。将来的に、広州タワー東駅は広州タワー駅に改名される予定だという。

同改造には、広州タワーを国家5A級観光地に申請する目的がある。現状、車両設備や線路がプロムナードや展望台へ向かう人の流れを妨げ、階段の急勾配が安全避難やバリアフリーの条件を満たしていないという。改造工事期間中、海珠路面電車の西側終点は猟徳大橋南駅までとなり、広州タワー駅と東駅は運休する。(10月10日)


珠海の平均賃金

月収1万16元に

 求人サイト「智聯招聘」が10月8日(火)、「2024年第3四半期中国企業採用賃金報告」を発表。珠海の平均採用賃金が月収1万16元、国内主要38都市中12位であったことがわかった。

同報告では、国内主要38都市の平均採用賃金は1万58元で、前四半期から2・5%減少、昨年同期比で0・6%減少。地区別では、上海、北京、深センがトップで平均1万2000元超、4位は杭州で平均1万1662元、5位は広州で平均1万998元であった。珠江デルタ地区の珠海、東莞、佛山等の水準も高く、中でも珠海市の平均採用賃金は中央値で月収8000元だったという。またAIエンジニアの平均採用賃金は月収2万1930元であった。(10月9日)


消費促成政策好調

国慶節期間も旺盛

 美団グループが10月6日(日)に発表した「国慶節消費データ」によると、全国で生活サービス業界の消費が昨年比41・2%増加し、深センの消費規模は全国4位であった。

京東電気(JD)華強北店で最新のタブレットを購入した劉氏は、15%の補助金を利用し、店の割引も加えて元値の8割程で購入。ずっと欲しかったPCを思い切って手に入れることができたと語る。同店の10月1日~5日の来店者数は3万人を超え、以前の200%増、売上は消費促進政策発表前の先月から2倍になったという。(10月8日)


9月の野菜価格

例年に比べ上昇

 広州日報に調べによるとニラ、キュウリ、レタスなど一部の野菜を除き、9月、広州市で販売された野菜の価格が高騰。また卵、鶏肉類の価格も前月よりも上昇したという。

野菜などの食料品の価格が高騰した原因として8月の甘粛省、寧夏省の降水量が挙げられる。8月、同エリアの降水量は例年よりはるかに多く、一部の農園が浸水し、野菜の収穫量が減少。また9月中下旬から中秋節、国慶節の需要なども重なったため、野菜価格が8月よりも上昇してしまったという。

ただ11月中旬からは、冬季に向け貯蔵された野菜や海南省からの野菜が市場に登場し、価格は徐々に下落していく見込みだという。(10月11日)


第136回広州交易会

10月15日より開催

 国別地域で最も多くのバイヤーが来場する、高い信用のおける総合的な国際貿易見本市「第136回中国輸出入商品交易会(広州交易会)」が10月15日(火)から11月4日(月)まで3期に分けて開催。今回の広州交易会は「服務高質量発展,推進高水平開放放(ハイクオリティサービスの発展、ハイレベルの開放を推進)」をテーマに、展覧総面積は155万平方㍍、ブース総数は7万4000個を設置するという。

関係者の話によると10月9日(水)の時点で203の国とエリアから12万5000人の海外バイヤーが事前登録を実施。業界別に見ると、電子及び家電類、機械類、紡績服装類建材類などの人が多いという。(10月10日)

 

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