水滸巡礼~108の足跡~薛永(せつえい) 第29回

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318水滸巡礼 JINBUTU

 

 

槍棒を使う薬売り

 

薛永は河南省洛陽市の薬売り。

祖父が武官であったため、薛永は幼い頃から槍棒を習い、その腕は確かなものであった。

しかし、家が落ちぶれたため、流れ者となり、街で槍棒の技を披露し、

見物人に薬を売り歩く商いを始める。

薛永は、虎のように猛々しく、武術には秀でていたが、従軍することなく、

実力を発揮する場を持てずくすぶっていたため、

虎まがいを意味する「病大虫(びょうたいちゅう)」のあだ名で呼ばれた。

 

318水滸巡礼 TATE

 

洛陽市南部に位置する龍門石窟。

洛陽市に遷都された494年に造営が開始され、

院内には2000以上の石窟がひしめく

 

薛永が生まれた河南省洛陽市。

龍門石窟や白馬寺など複数の歴史遺産を擁する。

かつて、シルクロードの中国側起点となり、

文化往来が盛んであったこの地から、

薛永という1人の男が、〝水滸ロード〟へ旅立った。

 

318水滸巡礼 YOKO

 

白馬寺。洛陽市郊外の仏教寺院で、名前は白馬に乗った2人の僧が、

洛陽を訪れたことに由来する

 

318水滸巡礼 地図

 

~広東ジャピオン2014年8月18日号

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