水滸巡礼~108の足跡~燕順(えんじゅん) 第31回

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320水滸巡礼 人物

独特の風貌を持つ虎

官吏の妻を斬り殺す

 

燕順は山東省煙台市莱州市に生まれ、牛や羊を売買する商人だった。

ある時、重税が科されて商売が立ち行かなくなり、

山東省の清風山を拠点とした山賊になった。

赤い髪に黄色い髭を蓄えた特異な容姿、

また、薙刀に似た武器「朴刀(ぼくとう)」の使い手で、

腕前も中々だったことから、「錦毛虎(きんもうこ)」と呼ばれ、畏怖された。

 

320水滸巡礼 風景横

大基山は莱州市東部に位置する。

4000年以上の歴史を持ち、道教発祥の地の1つとされている

 

燕順が生まれた山東省煙台市莱州市。

山東半島北東部に位置する同市はかつて、

秦の始皇帝や漢代の武将・韓信(かんしん)など、

歴史上の名だたる人物が訪れた場所。

また、大理石の産地としても有名で、

その石を使った彫刻物の製造が盛んである。

この地を訪れ、水滸伝にその名を刻んだ、この錦毛虎の足跡を追ってみたい。

 

320水滸巡礼 風景縦

明代の学者、毛紀(もうき)が眠る毛紀墓。

彼は若くして科挙に合格し、皇太子の教育指導役を務めた

 

320水滸巡礼地図

 

 

~広東ジャピオン2014年9月1日号

 

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