自慢のお隣さん 第175ノック 原田燎太郎さん

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ハンセン病快復者と共に生きる

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原田燎太郎さん

広州生活10年目。

広東、広西、湖南、湖北、海南にあるハンセン病快復村52カ所で、

支援活動を行っています。

 

ハンセン病快復者支援

NGO団体を設立

 

ハンセン病快復村で、ワークキャンプ活動(労働奉仕のボランティア)を行う

NGO団体「家JIA」の事務局長を務める原田さん。

初めてこの村を訪れたのは、大学生だった2002年のこと。

村人たちに出会った時の印象を

「病気による身体の変形を目の当たりにして、正直怖かった」と振り返る。

 

しかし、彼らと寝食を共にし、インフラ整備など日々の作業を行う中で、

その距離は日に日に縮まっていった。

「差別を受け、辛い経験をしてきたはずなのに、彼らはとても楽観的で力強い。

そんな姿に感動と敬服の念が湧きました」。

 

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快復村のワークキャンプ最終日、村人との暫しの別れ

 

9割以上が中国人学生

「何だって出来る」

 

大学を卒業すると、原田さんは潮州嶺後村に住み込み、1年半の支援を始める。

一方で、地元の大学に出向いては、

学生にワークキャンプへの参加を積極的に呼び掛けた。

その結果、参加者が増加し「家JIA」を設立。現在では8都市に地区委員会を設け、

会員数約1万2000人のうち、9割以上が中国人学生だという。

 

指がないにも関わらず、器用に包帯を巻く村人に言われた

「什麼都有辦法(何だってできる)」という言葉。

その言葉が、今も精力的に活動する原田さんの原動力となっている。

この言葉を胸に、多様な人々が共存できる社会を実現するため、

原田さんはこれからも村人たちに寄り添っていく。

 

好きな言葉 什麼都有辦法

出身地 神奈川県

出没エリア 大学城、長洲島

生活満足度 ★★★★

 

~広東ジャピオン2013年9月2日号

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