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広東ジャピオン特集12~中国で飲むならやっぱり中国酒(下)

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古来中国では「酒は百薬の長」と言われ、

飲み方次第では健康に有益なものとされる。

それを体現しているかのようなお酒が、漢方薬の入った薬味酒だ。

春節休みで遊び疲れた身体をいたわる、薬味酒の数々を見ていこう!

 

①  竹葉青酒

山西省のみならず、全国でメジャーな「白酒」たる汾酒に、

竹の若葉やクチナシを加えたお酒。

造血や解毒、炎症を抑える作用があるとされる。

竹の葉の色が滲みでたかのような、鮮やかな黄緑色をしており、

味は薬草のようなワイルドさと、汾酒の抑えた甘みを兼ね備える。

飲みにくいと感じる人は、トニックウオーターやソーダで割るのもいいだろう。

 

②致中和・五加皮酒

1763年に創業した老舗酒メーカー「致中和」が送り出す、健康保健酒。

五加皮や当帰、玉竹、肉桂など29種類の漢方薬材が使用されている。

その匂いからすぐ頭に浮かぶのは、日本の病院のロビー。

味は、〝漢方テキーラ〟とでも言うべき刺激があり、

ドイツのリキュール「イエガー」と似た穏やかな甘さを有する。

漢方の絶妙なブレンドを味わえる逸品だ。

 

③茵陳大曲酒

創業者の張謇氏の肖像が目立つ黄色いお酒。

体内の熱や、余分な水分を除く作用があるとされる、

漢方薬材・茵陳(インチン)が使用されている。

カンキツ類のフルーティーな香りがするが、

一口飲むと、ピリピリした刺激が訪れ、一瞬で喉が渇く感覚が面白い。

忘れ難い味わいと感覚なので、「白酒」好きならヤミツキになること必至だ。

 

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④ 健力酒

朝鮮人参が自己主張しているお酒。

霊芝やタツノオトシゴなどが入り、効能には「疲労を防ぐ」と書かれる。

フタを開けた瞬間に朝鮮人参特有の匂いが吹き出し、

ゴボウのような泥臭さと土っぽい、野味溢れる味わいを覚えることだろう。

 

⑤  張裕・特質三鞭酒

ワインで有名な「張裕」による薬味酒系のお酒。

「名前にある3つの鞭とはなんぞや?」という疑問が浮かぶと思うが、

その答えは、オットセイ、鹿、ヤマイヌの雄の生殖器のことだ。

聞いただけで、飲むのを敬遠する人もいると思うが、

勇気を出して飲むと、カカオマスのようなほろ苦い味が口の中にパッと広がる。

なお、効能には、身体の中を錆付かせないようにする

「抗酸化作用」が期待できるとある。

 

⑥華佗十全酒

三国時代の名医「華佗」を社名とするメーカーによる、その名もパーフェクト酒。

炭のような香りと焦げたような味わいが混ざり合い、身体の中を駆け巡る。

効能に「疲労を防ぐ」と書かれているが、その効果の程度は不明。

三国志の名医を信じて飲み続ければ、絶大な効果も現れるかもしれない。

継続は力なり?

 

広東でも街中の小さな店舗が独自にお酒を仕入れ、

一般スーパーでは見かけない変わったお酒を販売するところも。

例えば、苦瓜がまるごと1本入った、「苦瓜酒」なる薬味酒。

店主は「茅台酒より美味い」というが…。

価格も1本680元と、茅台酒とタメを張る。

興味のある人は、自分の足で探してみよう!

 

~広東ジャピオン2014年3月24日号

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