カリフラワーでビタミン補給
冬になると、シチューやグラタンなどで親しまれるカリフラワー。
日本では、白いカリフラワーが主流だが、海外には、紫色や橙色のものもある。
花蕾のさっくりとした歯触りが特徴で、微かな苦味がある。
カリフラワーは、淡色野菜の中で、ビタミンCの含有量が最も多い。
ビタミンCには、抗酸化作用があり、風邪や癌予防のほか、
シミやそばかすなどを防ぐ、美肌効果も期待できる。
また、食物繊維を豊富に含むため、便秘解消にも一役買う。
中医学でカリフラワーは、肝機能を補い、骨を強くする食べ物とされ、
成長が遅い子どもや骨折しやすい子どもに積極的に摂取されている。
また、消化しやすく胃に優しいので、
胃腸が弱っている時に適しているのだとか。
淡泊な味のカリフラワーは、味付けの濃い中華料理との相性がよく、
「カリフラワーの酢の物」や「カリフラワー入り餡かけ炒め」など、
様々な料理に用いられる。
さらに、民間療法の1つとして、風邪のひき始めに、
レンコンとカリフラワーを擦りすり下ろしたものを布巾で絞り、
ハチミツを入れて飲む習慣があるようだ。
体調を崩しやすいこの季節、カリフラワーでビタミンCを補い、
風邪に負けない身体を作ろう。
~広東ジャピオン2015年1月19日号