今週の広東ローカルニュースを紹介

電動自転車取り締まり

ヘルメット未着用に罰金

 深セン市では8月1日(日)より、「深セン市電動自転車管理規定(試行)」が施行。深セン交通警察は様々なチャンネルを通じて呼び掛けを行った。また、施行から1週間は移行期間とし、電動自転車のヘルメット未着用者に対し、警告と指導を実施したという。

関係者によると、移行期間後の8月9日(月)からは交通違反者に対し正式に処罰を科し、電動自転車のヘルメット未着用者からは200元を徴収するという。またフードデリバリーや宅配便の配送員は、一旦見つかると即座に罰金刑となるが、一般市民については初回は警告で、2回目から200元の罰金が科される。

深セン警察によると、9日当日は市内174カ所に検問所を設置し、1500人余りが出動。16時までにヘルメット未着用69件の違反者に罰金切符が切られ、1272件の警告書が発行された。違反者の中には、親子2人乗りで、子がヘルメット未着用のケースもあったという(8月10日)


ザリガニ料理人気

メニュー数で首位

 深セン晩報によると、深セン市では「夜食経済」の回復が順調で、夏の夜の外食人気が高まっている。デリバリーアプリ「美団外買」によると、深セン市は食用ザリガニや串焼きなどの夜食メニューの種類が国内で1、2を争うほど豊富。メニューの多様なバリエーションに加え、新しい味が次々と生まれており、旺盛な夜食消費が、深センの経済発展を後押ししている。

現在旬を迎えたザリガニは「美団外買」の夜食ランキング第1位。デリバリーのメニュー数は4万8000品を超えているという。中でも、深センのメニュー数は全国で一番多く、その数は4000品目に迫る。痺れる辛さの麻辣やスパイシーな香辣、にんにく味などが深セン人に好まれている。(8月10日)


鶴洞大橋の大工事

来年春節前に完了予定

 荔湾芳村と海珠を結ぶ鶴洞大橋が8月13日(金)から全面閉鎖され、同日改修工事に着工。工期は2022年春節前までの予定だという。

鶴洞大橋は1998年に建設され、全長2013㍍を誇る。建設から23年近く経過し、これまで複数回に及ぶ修復工事を行ったが、シロアリの侵食や天候などによる劣化が進んでおり、今回の大改修が実施されることになった。

工事後は安全性が確保され、塗装や路面処理などで走行がより快適に、車両の騒音も軽減され、周辺住民のQOL向上が期待されているという。(8月10日)


地下鉄18号、22号線

年内開通を目指す

広州市発展改革委員は8月9日(月)、「地下鉄18号線と22号線の運賃に関する通知」を発表。同通知によると、広州市地下鉄18号線(万頃沙~冼村)の最高運賃は11元、22号線(番禺広場~陳頭崗)の最高運賃は5元であることがわかった。

地下鉄18号線は南沙区の万頃沙と広州東駅を結ぶ路線。年内の開通を予定している。また地下鉄22号線は番禺広場と広州南駅を結ぶ路線。この路線も年内開通を目指している。

広州地下鉄の運賃は、距離に応じて決定。0~4㌔までは2元、4㌔~12㌔の区間は4㌔ごとに1元加算される。また12㌔~24㌔の区間は、6㌔ごとに1元加算されるという。(8月10日)


自動操縦の路面清掃機

5G+AIで動く

深セン市龍華区で最近、「自動路面清掃機」が登場。多くの市民の関心を集めた。

今回登場した路面清掃機は「熊猫(パンダ)AI掃路机」といい、龍華区のハイテクノロジー企業、深蘭人工知能有限公司が開発。パンダをイメージさせるデザインで5G+AIなどのブラックテクノロジーを使用した路面清掃機だという。

同路面清掃機は、清掃だけでなく、ゴミの廃棄なども実行することが可能。さらにシーンに応じて清掃方法を自己判断し、路面に応じた清掃を実施する。関係者は「この路面清掃機は、携帯電話があれば遠隔で管理することが可能となる。今後、清掃作業の効率が向上するだろう」と語っていた。(8月10日)

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