今週の広東ローカルニュースを紹介

潮式月餅、海外進出

シンガポールで初出店

 広州日報によると最近、汕頭税関では、汕頭市の蘇南糖菓廠有限公司が製造した670箱の月餅がシンガポールに向けて初出荷された。同社数十名の熟練職人は、緑豆やアズキなどの餡を包み、月餅を香ばしく焼き上げた。

「潮式月餅」(広東省潮汕地区の伝統式)は、「広式」(広東省漢民族式)、「蘇式」(蘇州式)、「京式」(中国北方式)と並ぶ中国4大月餅のひとつで、300年余りの歴史がある。特徴は、薄くサクサクの皮と柔らかく滑らかな甘い餡で、京劇大家の梅蘭芳が上海で食し、「茶食泰闘」の4字で絶賛したことが逸話として語り継がれている。

汕頭市澄海区蓮下鎮蘇南の月餅は、その製造技術が澄海区の無形文化遺産に指定され、また華僑文化を内包する歴史文化物として、近年益々重視されるようになってきている。蘇南糖菓廠有限公司では、香港に続き、今年は初のシンガポール進出となった。(9月7日)


13歳の大学生

中国香港中文大学入学

 深セン市龍岡区にある中国香港中文大学(深セン)では、13歳の李之城さんが入学。李さんは2019年に10歳で高校受験に合格し、2022年に深セン外国語学校を卒業。深セン市で最年少の高卒生となった。

2021年12月、李之城さんは深外多倫多大学グリーンパスプログラムに参加し、同大学の入試資格を取得。2022年6月に大学入試を受験し、好成績を収めた。大学受験後も多くの総合評価試験を受験。南方科技大学、西交利物浦大学など複数の大検資格を得て、最終的に香港中文大学(深セン)への入学が認められた。

李さんは、自主的な学びの知識は絶えず自己を充実させ、その過程に多くの経験と面白さがあると言う。(9月1日)


世界最大のスマート駐車場

中国香港税関口に建設

中国香港国際空港港珠澳大橋の中国香港税関口で9月6日(火)、スマート駐車場建設プロジェクト着工式が開催された。完成すると、世界最大のロボット駐車場が誕生するという。

同駐車場の収容台数は1550台で、全停車場にAGV(無人搬送)ロボットが採用される

中国香港国際空港は、利用客の20%超を大陸客が占める。港珠澳大橋から直接駐車場へ移動可能になると、税関検査時間や渋滞リスクが軽減され、陸路移動が3時間から30分に短縮されるという。

(9月8日)


 

深セン市、電動自転車

ナンバー登録20万台

深セン市公安局交通警察局によると、9月8日(木)時点で深セン市の電動自転車のナンバー登録車数が20万台を突破。関係者によると今後も増えていくであろうと話していた。

深セン市では8月1日(月)より、電動自転車ナンバー登録の受付を正式にスタート。現在、同市では市民がより簡単にナンバー登録を行えるよう、ナンバー登録所を増設。郵便局代行所などを含めて市内180か所に存在しているという。

深セン晩報の記者は「ナンバー登録を行う際はまずネットで事前予約を行い、その後登録所で手続きを行う。数分で登録完了となるので便利である」と話していた。(9月9日)


南山区の電子消費券

総額500万元

深セン市南山区では9月9日(金)10時より、総額500万元の電子消費券を再発行。京東アプリに登録すれば、無料でもらうことができるという。

南山区が再発行している電子消費券は、京東アプリで「深セン消費券」、「南山消費券」、「南山有礼」と検索すると、イベントページにアクセスし、市民なら誰でも受け取ることができるという。電子消費券は対象店舗で使用することが可能で金額はそれぞれ25元、50元、150元、200元、300元、500元であり、100元から5000元の間で利用できる。また電子消費券はに1人につき1日1回限り、当日利用が可能だという。(9月9日)

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