今週の広東ローカルニュースを紹介

ヒートアイランド現象

広州は昨年比0・3℃低下

 広州市気候・農業気象センターが最近「2022年広州市ヒートアイランド監測広報」を発表。同発表によると、昨年の広州市におけるヒートアイランド現象は2014年以来、最も程度が低かったことがわかった。

中国気象局のガイドラインでは、ヒートアイランドのランクは5等級に分けていて、広州市では1年間で「極強」と「強」の日はなく、3・3%の日が「中等」、51・2%の日が「弱」、その他の日は「無」であった。また同発表によると、ヒートアイランドのランクが高いエリアは荔湾区、越秀区、海珠区西部、天河区西南部、白雲区西部、花都区中南部、黄埔区南部などであり、一方、ランクが比較的低かったエリアは、從化区西部、花都区北部などであったという。さらに季節別では春と秋のランクが通年で最も高く、時間帯別では20時~6時までの夜間が最も高くなっていたという。(3月1日)


春節後も客足好調

週末消費が回復

深セン晩報によると、今年2月、深セン市のレジャー施設では「閑散期が閑散としていない」としておらず、多くの観光客が集まった。特に、時間差で訪れた旅行客が多く、暖かくなった陽気も影響し、週末は多くの人出で賑わったという。

深セン世界之窓の市場部宣伝責任者の唐氏によると、「市場変化が大きく予測を上回り、ここ数週間の土曜日の入園者数は1万5000人程度を維持し、2022年から5倍以上増加した。また、観光地と夜経済に関する旅行商品が増えており、今年に入って、夜間来場者の占める割合が顕著に上昇。更に、各政策により地元周辺市民の年間パスポート消費が促進され、省外旅行客が大量に戻ってきたことも大きい」という。(3月1日)


「西九龍」駅税関の利用客

延べ100万人突破

 広深港高鐵(中国新幹線)の「西九龍」駅では2月28日(火)、、1月15日(日)のイミグレ業務再開以来、乗客数が100万人を突破。G6557便の到着後、旅客が次々と税関手続きを終え、深セン側ゲートを通過した。

西九龍駅イミグレは中国香港特別行政区内に設けられた初の「一地両検」税関で、より便利に効率的な越境ができるため、業務再開後、利用客が増加。特に、2月6日に中国内地と中国香港・中国マカオ居住者の往来が全面復旧すると、内地からの旅行者が急速に増加しているという。(3月2日)


深センのバス会社

充電スポットを開放

深センバスグループ第5支社では脱炭素社会づくりの一環として、2023年3月より、バスターミナルの充電ステーションを一般向けに開放。タクシーや自家用車などの一般車輌が自由に使用できるようになったという。

同社が設置している充電ステーションは最新式の設備で急速充電機能を有しており、約30分~1時間で充電が可能となっている。また、すべての国の新エネルギー車基準に合致しており、ほとんどの新エネルギー車が充電できるのも特長だという。

現在同社では、20カ所の充電ステーションを一般開放。新エネルギー車が多くなる今日で、大きな役割を果たしている。(3月6日)


広州地下鉄、トラム

自転車の持ち込み禁止

 広州市交通運輸局は3月3日(金)より、地下鉄およびトラム駅の構内に電動自転車などの電動交通乗用具(電動車椅子は除く)および自転車の持ち込みを禁止すると発表した。また現在、定められている持ち込み禁止物品も再検証し、新たに持ち込み禁止となる動物や物品を追加する予定だという。

同局の関係者は「乗客の安全確保のため、電動交通乗用具と自転車の構内持ち込みを禁止。そのほかにも乗客へのわいせつ行為および喫煙に関しても基準を明確化、同局の職員に対する業務協力義務も記載した。違反者には厳しい罰則を持って、取締っていく。」と話していたという。(3月4日)

 

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