今週の広東ローカルニュースを紹介

シェアバイク拡大に懸念

市が使用控えるよう推奨

 広州市政府は電動シェアバイク拡大について「推奨していない」とこれまでに2度表明。しかし、多くの区で運営企業が電動シェアバイクを集中的に設置し、そのブランド数は10社を超えているという。

現在、電動シェアバイクは設置台数が多く、歩道、公共広場などのいたる所で駐車違反や違法運転が発生。ナンバープレート、ブレーキランプ、方向指示器などが無い、ブレーキが故障しているだけでなく、利用者の審査方法も厳格ではなく、16歳未満でも手軽に使用可能だという。

広州日報が運営会社に行った取材によると、「現地の政策に則り、設置している」との回答であった。関係者によると、現在の法令では電動シェアバイク設置を規制する明確な規定がなく、調査や処罰も不十分なため、一部企業が抜け穴を突いて電動シェアバイクを置き続けているという。(6月12日)


深セン税関利用者

外国人163%増

 深セン晩報によると今年6月11日まで、深セン出入国辺防検査場の通関検査人数が1億人を突破。国内総数の約40%を占め、一日平均述べ61万4000人、2019年同時期の水準まで回復したことがわかった。

今年、深センイミグレ利用者数は昨年より3カ月前倒しで1億の大台を突破。グレーターベイエリアの発展で、内地と中国香港・中国マカオの人々の往来が益々密接になった。端午節休暇の同検査場の1日の出入国者数は6月8日88万8000人、9日89万2000人で、2日連続史上最多を更新。また、今年新設された蓮塘税関、広深港高鉄「西九龍駅」税関により、外国人利用者数も昨年比162・6%増加した。(6月12日)


新洲河で210万人観戦

ドラゴンボートレース

 深セン市福田新洲河同創匯辺りで6月10日(月)、「金地環湾カップ 2024グレートベイエリアドラゴンボートレース」が開催され、述べ210万人を越える人が訪れた。

同レースには広東省、中国香港、中国マカオから12のチームが参加して熱戦を繰り広げ、男子は香港楽老友チーム、女子は深セン市龍舟協会が優勝した。

今大会は規模を広げ、伝統的な祭りと民間継承、文化創造の要素を融合。また政府と企業の共同開催の試みにより、催事による観客動員、売上が大幅に増加した。(6月12日)


夏休みの海外旅行

昨年に比べ1・6倍増

 広州日報は大学入試が終了し、夏休みをまもなくも迎える中、海外旅行への予約アクセスが第一次ピークを迎えていると報道。オンライン旅行プラットフォームのビッグデータによると、現時点での夏休み(7月1日~8月31日)の海外航空チケット予約数は前年同期比1・6倍に増加。一方航空チケットの価格は前年同期比2割前後下落しているという。

また夏休みの人気海外旅行地トップ10はマレーシア、日本、タイ、アメリカ、韓国、シンガポール、オーストラリア、イギリス、インドネシア、カナダ。北米とヨーロッパは依然として夏休みなどの長期休暇で行きたい人気エリアとなっている。(6月12日)


ライチの季節到来

今年は生産量が半減

 広州市従化区にあるライチ博園で6月13日(木)、ライチ祭りが開催。これよりライチの本格的収穫期を迎えるのだがライチ農園関係者は「昨年の暖冬の影響で花芽の成長が不十分であり、さらに今年の暴雨や長雨などのため、今年のライチ生産量は昨年に比べ50%減少し、約6万㌧になる見通しだ。」と話す。

今年の広州産ライチの集中出荷時期は天候の影響で、昨年より遅く、6月下旬になる見込み。また2024年の広州産ライチの生産量は約6万㌧になると予想されており、このうち、ライチの栽培面積が半分を超える従化区のライチは約3万1000㌧近くになるという。(6月14日)

 

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