今週の広東ローカルニュースを紹介

1日のスマホ使用時間
平均5時間超え
香港科学大学(広州)が10月15日(火)、実施した第1回広州都市動態調査の結果報告会を開催。回答者の内、68%の児童が電子機器を1日平均2時間近く使用し、学習に占める割合は37%であった。80年代以降生まれでは、1日平均6・9時間、25%超が8時間を超えるという。
同調査は市内11区で3000世帯以上5000名余りに実施。職業、教育、世代で使用端末や時間に差異が見られ、回答者の約95%が最低1台のスマホを所有、タブレット普及率は約40%、20%超がウェラブル端末を使用していた。広州市の成人1日平均使用時間は5時間21分。学歴が学士以上では平均6・2時間で、内30%近くが8時間超だった。高齢層は電話機能、中年層はタオバオ等での買い物、若者はSNSによる自己表現等のニーズが高い。ショート動画は70%超で視聴習慣があり、全層で影響力がある事がわかった(10月15日)


配送員が重症火傷
市が緊急助成対応
深セン市で10月14日(月)、電動バイクの発火事故が発生。全身火傷を負った配送員は深セン市第二人民医院ICUに搬送。治療中の配送員は、深セン市総工会の「深工守護」プロジェクトに申請した10万元の前払い保証金を受領。また総工会から慰問品を受け取り、社会の注目を集めたという。
10月7日の夜、配送員の電動バイクが発火し、全身に約90%の火傷を負った。湖北省の故郷から直ぐに父母が駆けつけるも、治療費の見積額が100万元を超えたという。事故の情報を知った深セン総工会は意識不明のドライバーに特別措置を講じ、保証金を支給。父は、幸運にも、政府やプラットフォーム等から寄付を得て、治療に充てられたという。(10月15日)


香港城市大学(東莞)
来年から二期工事開始
東莞市発展改革局は「2024年東莞市重大プロジェクト計画(第6回追加)に関する通知」で、香港城市大学(東莞)の二期補修工事を来年3月に開始すると発表した。
同工事は建築面積約14万8535㎡、投資額約7億2921万元。主に教学棟、体育館、食堂、学生宿舎などの建築物が含まれ、駐車場、緑化などの屋外工事も行う。同校は2020年初めに市政府、香港城市大学、東莞理工学院の合作で設立。今年9月に開学式典を初実施。学部4専攻と修士6課程を設置し、国内10省から学生募集した。(10月14日)


電動バイク規定
早期制定を目指す

広州日報の調べによると現在、広州市での電動バイク登録台数は540万台を突破し、毎月約10万台のペースで増加。それに伴い、電動バイクによるスピード違反の交通事故数は1500件以上に上り、数百人が負傷し、数十人が死亡。また2024年6月から8月まで市内で電動バイクが原因と考えられる火災が300件近くも発生したという。
事態を重く見た広州市人民代表大会常務委員会は急いで「広州市電動自転車管理規定」の制定を目指し、問題解決を図ろうとしている。規定が制定されれば、違法電動バイクを製造し、販売した経営者には最大10万元の罰金を科すことができるようになるという。(10月17日)


深セン市体育中心
新たに生まれ変わる

深セン市体育中心は4年の月日をかけて、改修工事が終了。10月18日(金)、深セン体育中心体育館では改修後初めて、2024~2025シーズンCBAレギュラーシーズン第3ラウンド、深セン烈豹VS江蘇龍の試合が開催される。
改修後の深セン市体育中心には体育館のほかにスタジアム、プール、バドミントンセンターなどの施設が併設。新たに生まれ変わった体育館には1万5000席の座席が用意されており、国内でも類を見ない「開閉式屋根、折り畳み式ステージ」が設置されており、バスケットボール、テニス、アイスホッケー、体操などの競技が行えるという。(10月18日)

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