ニラの滋養強壮作用で元気に
レバニラ、ニラ玉、餃子など、日本のスタミナ料理によく登場する「ニラ」。
実は中国でも、古くから滋養強壮に効くとして知られてきた食材なのだ。
中医学的にニラは、胃腸の機能を増進し、血液循環を促して、
身体に活力を与えるとされている。このため、疲労回復や足腰の衰え、
だるさの解消に効果的。このほか、冬の冷え性対策や便秘の解消にも有効という。
取り入れるなら、先に述べたスタミナ料理以外にも、「ニラチヂミ」や、
「ワンタン」などがオススメ。広東なら、日本料理店や韓国料理店に行けば
ありつける。
また、ニラを具に用いた「豚肉韭菜包子(豚肉とニラ饅頭)」や
「韭菜鶏蛋包子(ニラと卵入りの饅頭)」などは、朝の路上でも売られているため、
朝食代わりに食べてみてもいいだろう。
中国では、春節前後のニラが特に香りがよく、肝臓の薬にもなるとされてきた。
今がその食べごろというわけだ。
このほか中国人の中には、「ニラ生姜牛乳」を飲んでいるという人も。
ニラ250㌘とショウガ25㌘をミキサーにかけてこし、牛乳250㌘を加え、煮れば完成だ。
これを毎日飲めば、冷え性の改善にもなるという。
なんとなく気だるい日には、ニラ料理でパワーをつけよう。
~広東ジャピオン2013年1月28日号