今週の広東ローカルニュースを紹介

広州市のGDP発表

安定回復で9・9%増加

 広州市統計局は最近、2021年第3四半期までの市内総生産(広州市GDP)を発表。広州市のGDPは2兆29億1200万元で、昨年同期比9・9%増、2年平均では5・3%増加したことがわかった。

同市統計局長の陳小華氏によると「広州経済は全体的に『安定期』にある。生産関連は成長を維持し、需要には安定した改善が見られた。年間経済の発展目標達成に向け良好だ」という。

産業別に見ると、一次産業は188億6300億元で昨年比5・2%アップ。二次産業は5195億元で昨年比10・3%アップ。三次産業は1兆4645億元で、昨年比9.8%アップであった。また消費は卸売、小売業、ホテルおよび飲食業の売上はそれぞれ昨年比11・6%増と29・7%増加。また、一定額以上の宝飾類、スポーツ娯楽用品の売上も増加しており、それぞれ昨年比37・8%、56・7%の増加であった。(10月26日)


空港の駐車料金

距離に応じて傾斜

 深セン宝安国際空港は10月25日(月)、ターミナルから遠いエリアの駐車場料金について、見直しを実施した。

第3ターミナルビルにはP1、P2、P3の駐車場があるが、業務量の増加とオンライン予約導入に伴い、ピーク時は空車を探すのが困難になっていた。今年9月末、空港はターミナルビルから2・5㌔離れたP4駐車場に1200台近くの駐車スペースを増設。24時間のシャトルバスを運行している。

同空港はP4駐車場の利用率を上げるため、駐車場までの距離に応じて料金に差を設け、10時間までは一律10元だが、1日の最高額はP1~P3は80元、P4は50元とすると発表。2日目は各90元と60元、3日目は各100元と72元になるという。(10月26日)


ファッションウィーク開催

海外デザイナー11組が集結

 深セン市の歓楽海岸で10月24日(日)、「深センファッションウィーク・2022春夏コレクション」が開幕。また本年は、海外の独立デザイナーズブランドを初めて招聘し「showroom(静態展)」がAKIMBO OLABで開催された。会場では11の新進気鋭デザイナーのブランドが展示され、8つの国や地域からファッションアイテムが集まった。

深セン市服飾業界協会会長の潘明氏は、これらのイベントを通じて、デザイナーの商品ブランドが国際的に成熟することを期待すると語る。(10月26日)

冷え込む深セン

コロナ再流行に注意

深セン晩報によると、10月25日(月) 、「深セン市疫病予防コントロールセンター」は市民に対し、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの蔓延の予防に努めるよう注意喚起を行った。

深セン市では最近、急激な冷え込みが続き、多くの家庭で窓を閉め、換気が行われなくなっている。同市疫病コントロールセンターは、室内温度を下げないよう換気をおこなうよう、注意喚起を実施。「マスクの着用」はもちろん「未消毒部分を極力触らないようにする」、「手洗いの励行」などを推奨しているという。

また関係者は「最近、マスクを鼻までしっかりかけていない市民が増えてきている。」とも指摘した。(10月26日)


深センが秋入り

12月はさらに冷え込む

深セン国家気象台によると、10月19日(火)~23日(土)の5日間、深セン市の平均気温は22・0℃まで低下。これを受け、同気象台は10月22日(金)に深セン市は本格的な秋入りになったと発表した。

今年の秋入りは例年より12日も早く(例年は11月3日ごろ)、2003年以来、最速であった。同気象台によると、今後季節風(モンスーン)の影響を受け、11月から12月にかけて、深セン市は雨は少なく乾燥して冷え込んでいくという。また気象台関係者によると「12月には強い寒気が流れ込み、気温が10℃以下になる恐れがあり、暖房用品などの準備が必要だ」と注意喚起を行っていた。(10月25日)

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