今週の広東ローカルニュースを紹介

桂廟路快速西トンネル開通

福田中心区~前海が15分に

深セン市交通運輸局によると9月28日(水)、桂廟路快速化改造(一期)工事が完了。西側トンネルが同日午後に正式開通した。これにより、前海~南山、福田間の高速道が1本増え、前海合作区と南山高新園区のアクセスがより便利になるという。

桂廟路快速化改造(一期)工事は全長約4・9㌔で、西は前海合作区の夢海大道から月亮大道を跨ぎ、東は南山区の濱海大道後海濱立体交差点に至る。地上道は双方向6~8車線で制限時速は50㌔。濱海大道側道から南山桂廟エリアを結ぶ。地下道は双方向6車線で制限時速80㌔、濱海大道快速道から福田、羅湖、前海自由貿易区への快速アクセスを実現する。

さらに桂廟路東側と西側トンネルの双方向が開通すると、前海と市中心エリア間の通行時間が大幅短縮され、前海中心区から濱海超級総部基地までは5分、福田中心区までは15分で到着可能となる。(9月29日)


電動自転車の規制

ナンバー無に罰則

広州市公安交通部門によると、9月23日(金)時点で広州市電動自転車登録数は206万台となり、そのうち正式なナンバープレートの数は203万8000台であることが判明。また、10月1日(土)以降、ナンバープレートがない電動自転車で走行した場合、広州交通警察により処罰されるという。

電動自転車の登録は、市内165カ所の郵便局に設置された登録所、販売店に一部の住宅社区広場や高校などで行える。10月からの罰則施行に伴い、9月末に駆け込みでナンバー登録をする人で窓口が混雑。石牌郵便支局の石経理は、「ここ3日間の予約は既にいっぱいだが、10月以降は通常通り対応できる見込みだ」と語る。(9月28日)


深セン地下鉄14号線

10月運行開始

深セン地下鉄は9月27日(火)、14号線と11号線の「福田」駅~「崗厦北」駅区間で、30日間の試運転を完了したと発表。10月に運行開始予定であることがわかった。

地下鉄14号線は「崗厦北」駅~「沙田」駅まで延伸する計画で、全長50・3㌔、合計18駅が設置される。福田、羅湖、龍崗、坪山の4区を通過し、深セン市東部を運行する初の快速路線となる。また、坪山区から市中心へ「通勤40分圏内」を実現し、将来的に深セン東部の開発戦略実施において、重要な交通保障になるという。(9月28日)


自動車メーカーBYD

販売台数。好調を維持

深セン商報によると、深センに本社を構える電気自動車メーカー「BYD(比亜迪汽車)」の9月新エネルギー車販売台数が昨年比151・2%増の20万1300台であったと報道。また現時点での本年累計販売台数が118万100台を記録し、昨年に比べ249・56%も増加していることも判明した。

関係者によると「BYDの販売台数は今後も衰えることはないことだろう。このままの勢いで行けば2022年の総販売台数は150万台を超えるであろう。さらにサプライチェーンに問題が起こらなければ、200万台も突破するの可能性もある」と話していたという。

(10月10日)


深江高鉄、建設開始

南沙‐前海間が30分

中国国家鉄路集団有限公司は、10月9日(日)より深センと江門を結ぶ高速鉄道「深江高鉄」の建設を開始したと発表。同路線が開通すれば。広州・南沙から深セン・前海まで約30分で行くことができるようになるという。

深江高鉄は深セン・西麗駅から東莞市を経由し、広州市、中山市、江門市を結ぶ路線で全長116㌔を有する。工期は約5年半を予定。列車の走行速度は西麗から南沙までは時速200㌔、南沙から江門までは時速250㌔になるという。

関係者は「深江高鉄が完成すれば、グレーターベイエリアの交通網は更なる発展をとげるであろう」と力強く語ったいた。(10月10日)

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