ドクダミで健康美肌に
自生力・繁殖力が強く、簡単に手に入れることができるドクダミ。
日本では、山菜として天ぷらにしたり、お茶にしたりと、
美容・漢方ブームで広く知られるようになってからは、特に馴染み深い。
中国都市部では、現在はあまり食すことはないが、
四川省や雲南省の一部地域では、
ミントと共に調理し、前菜として供されるという。
ドクダミは、生薬の中でも特に有名で、
美容ブーム後も変わらない人気を保っている。
その理由はドクダミの高い即効・持続性によるところが大きい。
生の状態では外用薬として用いられ、青汁を傷口や吹き出物などに塗り、
皮膚に溜まる毒を殺し、排出する。
また、乾燥させたものは「十種の効能がある」と言われることから「十薬」と呼ばれる。
十薬の煎液には利尿作用があり、代謝を促進、
人間が持っている解毒作用を強めてくれる。
この解毒作用の強さ・速さには定評があり、
ペニシリンをも凌ぐと言われるほどの殺菌成分を含有するためだとか。
煎液を内服すると、外用の即効性に対し穏やかで持続的に肌の修復を行う。
特に、内服による美容効果は継続性があり、
肌の代謝レベルを高く保ち、肌質を改善してくれる。
内服用と外用のWの美容効果で、繊細で健康な肌作りを。
~広東ジャピオン2013年5月6日号