広東の旅行
水滸巡礼~108の足跡~龔旺(きょうおう) 第35回
空から降り注ぐ槍戦場に舞う2人の副将龔旺はかつて、東昌府(現山東省聊城市)で、同府の将軍・張清の副将の任に就いていた。同様に副将を務める丁得孫とともに、張清が危地に…
水滸巡礼~108の足跡~朱武(しゅぶ) 第34回
賊徒出身の戦う軍師勝利に導いた陣形朱武は陝西省の少華山に籠もっていた山賊の第1頭領。第2頭領の陳達、第3頭領の楊春とともに、近隣を荒らしていた。「双刀(そうとう)」という二振りの刀の扱いに長けるだ…
水滸巡礼~108の足跡~秦明(しんめい) 第33回
運命に翻弄された猛将戦場に鳴り響く狼牙棒秦明は、青州軍(現山東省青州市)の元長官。武勇の誉れ高い丈夫で、「狼牙棒(ろうがぼう)」という棘の付いた武器を得物とし、敵の兜や鎧ごと叩き潰すことができた。…
水滸巡礼~108の足跡~凌振(りょうしん) 第32回
天地を揺るがす轟音砲弾で梁山泊を圧倒凌振は官軍の出身で、かつては東京開封府(現河南省開封市)で「甲丈庫(武器庫)」の管理を担当していた。その一方で、火砲の製造と使用…
水滸巡礼~108の足跡~燕順(えんじゅん) 第31回
独特の風貌を持つ虎官吏の妻を斬り殺す燕順は山東省煙台市莱州市に生まれ、牛や羊を売買する商人だった。ある時、重税が科されて商売が立ち行かなくなり、山東省の清風山を拠点とした山…
水滸巡礼~108の足跡~張青(ちょうせい) 第30回
破天荒な妻を支える夫知られざる妻の過去張青は、孟州(現河南省焦作市孟州市)で料理屋を営む。かつて、寺で野菜畑の番人をしていたことから、「菜園子(さいえん…
水滸巡礼~108の足跡~薛永(せつえい) 第29回
槍棒を使う薬売り薛永は河南省洛陽市の薬売り。祖父が武官であったため、薛永は幼い頃から槍棒を習い、その腕は確かなものであった。しかし、家が落ち…
水滸巡礼~108の足跡~阮小五(げんしょうご) 第28回
水上で暴れる放蕩息子命をかけた偽装工作阮小五は、梁山泊に近い石碣村(せっけつそん)の漁師で、兄の阮小二(げんしょうじ)、弟の阮小七(げんしょ…
水滸巡礼~108の足跡~郭盛(かくせい) 第27回
唐の名将軍の再来白く輝いた方天画戟郭盛はかつて諸国を回る水銀商人であった。旅の途中、黄河で水難事故に遭ったことで商いに頓挫し、賊徒に成り下がる。…
水滸巡礼~108の足跡~金大堅(きんたいけん) 第26回
山塞に導かれた名職人宋江救出に彫った印章金大堅は、済州(現山東省済寧市)で、彫刻や印章製作で生計を立てていた。その腕前は華北一と言われ、技術の高さと作品の美しさをた…