広東の旅行
水滸巡礼~108の足跡~陶宗旺(とうそうおう) 第25回
鍬を武器にする多才な亀難攻不落の要塞を建造陶宗旺はかつて、故郷の光州(現河南省潢川県)で農業を営んでいた。家業が行き詰まり、諸国を放浪していたところ、…
水滸巡礼~108の足跡~焦挺(しょうてい) 第24回
情け容赦なき必殺拳黒旋風をも飛ばす体術焦挺はもと、時の政府・中山府(現河北省保定市定州市)で「相撲」を生業としていた男で、持ち前の怪力と、「三十六路擒龍…
水滸巡礼~108の足跡~楊春(ようしゅん) 第23回
慎重に動く静かなる蛇冷静な判断で危機を回避楊春は、少華山に居を構える山賊集団のひとり。「大桿刀(だいかんとう)」という長刀の扱いに長けたが、性格は大人し…
水滸巡礼~108の足跡~李逵(りき) 第22回
旋風起こる所に鉄牛あり虎に襲われた母への純心李逵は殺人鬼の星、天殺星の生まれ変わり。「板斧(はんぷ)」という2丁の斧を使い、歯向かって来た者は、女、子どもも容赦なく斬る。むさくるし…
水滸巡礼~108の足跡~施恩(しおん) 第21回
交易所を仕切る若番頭最後まで武松に恩を施す施恩は、河南省孟州市の牢役人の息子。父の威を借り、100人近くの囚人を使い、20代半ばにして交易所「快活林」を…
水滸巡礼~108の足跡~郁保四(いくほうし) 第20回
梁山泊にそびえ立つ山死ぬまで元帥旗を守る郁保四はかつて山東省青州市で強盗をはたらいていた。身の丈が2㍍以上もある偉丈夫で、あだ名は「険道神」。あらゆる人…
水滸巡礼~108の足跡~段景住(だんけいじゅう) 第19回
確かな眼識をもつ馬泥棒晁蓋の死を招いた名馬段景住は河北省保定市涿州市出身の馬泥棒。武術の心得はなかったが、長い間、馬を盗んでは売って生活しており、…
水滸巡礼~108の足跡~楊志(ようし) 第18回
青痣をもつ悲しき勇将転落人生の行く末は楊志は、もと東京開封府(現河南省開封市)近衛軍隊長。武芸百般に通じ、腕は梁山泊随一の武人、林冲に勝るとも劣らない。…
水滸巡礼~108の足跡~湯隆(とうりゅう) 第17回
梁山泊唯一の武器職人乱暴者、李逵との腕比べ湯隆は、陝西省延安府の刀工。博打に手を出し、全財産をそれにつぎ込んだ結果、次第に落ちぶれ、その日暮らしをするよ…
水滸巡礼~108の足跡~呂方(りょほう) 第16回
その姿は三国志の豪傑紅白の長い鍔迫り合い呂方は、山東省青州市にある対影山に居を構える山賊の徒。『三国志』で名を馳せた武将、呂布(りょふ)に大…