広東の旅行
水滸巡礼~108の足跡~張順(ちょうじゅん) 第15回
水の中では常に敵なし神にもなった水軍の要張順は、江西省九江市出身の魚問屋。もとは長江で兄の張横(ちょうおう)と、闇の渡し船をし、旅人…
水滸巡礼~108の足跡~扈三娘(こさんじょう) 第14回
得物は刀と縄、そして美梁山泊の虎に嫁ぐ宿命祝家荘、扈家荘、李家荘の独龍岡三家のひとつ、扈家の息女。梁山泊と一戦を交えて敗れた後捕えられ、…
水滸巡礼~108の足跡~時遷(じせん) 第13回
財宝、情報、全てを盗む神になった伝説の義賊時遷は、現在の天津市最北部に位置する薊州(けいしゅう)で、窃盗を生業としていた。俊敏かつ柔軟な身のこなしで、太…
水滸巡礼~108の足跡~王英(おうえい) 第12回
女剣士に一目惚れ夫婦で戦場を駆け巡る王英は、清風山なる山塞で暮らす山賊の一員。槍の腕は立つが、相当な女好きで知られ、身長は5尺(約160㌢)にも満たず、…
水滸巡礼~108の足跡~燕青(えんせい) 第11回
多芸多才の美男子最後まで義を尽くす燕青は、伊達男を意味する「浪子」なるあだ名をもち、細身で色白の美男子であった。射撃用の武器「弩(ど)」の名手で、拳法の…
水滸巡礼~108の足跡~林冲(りんちゅう) 第10回
梁山泊に豹子頭あり比類なき武をもつ猛将林冲は、もと東京開封府(河南省開封市)近衛軍の武術師範。槍棒術で彼の右に出る者はなく、約4㍍以上もある「蛇矛(だぼ…
水滸巡礼~108の足跡~馬麟(ばりん) 第9回
梁山泊に鳴り響く笛二刀流で戦場を彩る馬麟は、欧鵬(おうほう)率いる山賊、黄門山3番目の頭領。欧鵬が宋江に出会い、梁山泊に加わることを決意すると、彼に従い…
水滸巡礼~108の足跡~阮小二(げんしょうじ) 第8回
3兄弟の頼れる長兄漁師から水軍の英傑に阮小二は梁山泊にほど近い石碣村(せっけつそん)の漁師で、弟の阮小五(げんしょうご)、阮小七(げんしょうしち)を合わせた3兄…
水滸巡礼~108の足跡~孫二娘(そんじじょう) 第7回
人肉マントウを売る女武松も認めたその豪胆さ孫二娘は、夫とともに居酒屋を営んでいた。しかし、ただの居酒屋ではない。客として来店した旅人を殺して金品を奪い、…
水滸巡礼~108の足跡~魯智深(ろちしん) 第6回
義に厚い入れ墨坊主柳の木を素手で引き抜く魯智深は、本名を魯達という。物語では、身長が2㍍近くある巨漢で、粗野な性格ではあるものの、曲がったことを嫌い、弱…