広東の医療 記事

天然的生活 第85回 ~白朮(ビャクジュツ)

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伝統ある白朮入りお屠蘇

 

「白朮」とは、キク科の多年草であるオケラの根を、

外皮を剥いて乾燥させた生薬を指す。

中医では、利尿や胃腸を整え、

消化不良や食欲不振に効果的と考えられている。

また、胎児の成長を安定させるとも言われ、

つわりのある妊婦に、人参や甘草、丁字などと

一緒によく処方されるそうだ。

 

そして白朮は、日本や中国で、

新年を祝う際に飲まれるお屠蘇の材料の1つでもある。

元々お屠蘇とは、正式名を「延寿屠蘇散」と言い、

三国時代の名医「華佗」が創り出したもの。

「防風」や「山椒」など、数種類の生薬を酒に浸けた薬酒を意味し、

用いられる生薬はいずれも香りが良く、

胃を丈夫にする作用を持つ。

香気で邪気を払い、薬効で食欲を増幅させ、

気を巡らせることを目的として飲まれ始めたという。

 

お屠蘇は、実は家庭でも簡単に作ることができる。

薬局などで購入できる、白朮を含む生薬パック「屠蘇散(とそさん)」を

酒300㍉リットルに8時間程浸けるだけ。

お酒が苦手な人は、みりんで代用しても良い。

また、両方をブレンドすると、

まろやかな口当たりとなるのでオススメだ。

 

今年は、伝統的な中国式を採って、

自家製お屠蘇を飲んで、旧正月を祝うのはいかが。

 

~広東ジャピオン2014年1月6日号

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