フェンネルピローで一休み
フェンネルは、古くから効能が多い植物として知られる。
記録によると、古代エジプトやローマ帝国ですでに栽培され、
「フェンネルを見かけて摘まない者は馬鹿だ」
と記されたパピルスも残っているという。
現在でも、世界各国で料理のスパイスとして使用されており、
人々にずっと親しまれてきた植物の1つと言えるだろう。
中国医学では、生薬「茴香」と呼び、
身体、特に胃を温めると考えられている。
胃の痛みや吐き気、生理痛などを抑えるためによく処方される。
また、利尿作用もあるので、むくみから来る肥満対策として、
ローズマリーなど数種類のハーブとブレンドして飲むそうだ。
さらに、フェンネルの香りは人の精神を落ち着かせ、
安定させるとも言われる。
ストレスが溜まった時には、香り高いフェンネルが入ったアイピローがオススメ。
作り方は、まず10×20㌢の布の下と両端を全て縫って裏返す。
その中にフェンネル5㌘と米80㌘を入れ、
開いた口を少し内側に折り込んで縫えば出来上がり。
ほかのハーブとブレンドして、好みの香りを作るのも楽しい。
疲れを感じた時は、フェンネル入りアイピローをのせてリラックスしよう。
~広東ジャピオン2014年1月13日号