スイカで夏の身体作りを
夏と言えば、スイカ。
中国では市場や果物屋のほか、道端でもスイカを山積みしたトラックをよく見かける。
スイカは、90%が水分だが、実はその成分にはダイエットや代謝を高める効果があり、
暑い夏には最適な果物なのだ。
スイカの赤色は、トマトに含まれることで有名なリコピン。
抗酸化作用により、活性酸素を抑制し、動脈硬化やがんを予防するそうだ。
その量は生食用のトマトの1.5倍と言われている。
また、可食部が多く、無駄なく食べられるのもスイカの特徴だ。
皮は捨ててしまう人が多いが、実は赤い部分よりも、白い内皮の方が栄養価は高い。
シトルリンというアミノ酸の一種が多く含まれ、利尿作用を高めて排熱を促進し、
むくみを取り、代謝を改善するといった夏にぴったりの効能を持つのである。
スイカの外皮を取り除いた白い部分を、塩や酢で漬物にするのはもちろん、
煮たり炒めたりしても、簡単に美味しく食すことができる。
ただし、経験のある人もいるだろうが、スイカは水分量が豊富なので、
お腹が弱い人や冷えやすい人には注意が必要だ。
夏はエアコンや冷たい食べ物の取り過ぎで身体が鈍りがち。
実も外皮も無駄なくスイカを食べて、身体をリフレッシュさせよう。
~広東ジャピオン2013年6月3日号